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2021/03/14|BLOG
大工工事をしながら断熱材について考えていました
甲賀市信楽で住宅の新築やリフォームをさせていただいております 森工務店 森 昌智です。
いつも森工務店のブログをご覧いただきありがとうございます。
1月末から水口でリノベーション
(簡単に言うと間取りを変えて大型リフォームすること)を行っています。
このお宅には私が大工として入っています。
大工で入っていると毎日の達成感もハンパなく、1日の目標を立てて、
その工事が思っているところまで必ず終わらせるという意識を持つので計画と検証が毎日行え、
帰りの車の中で毎日充実した1日やったと振り返っています。
リノベーションでは新築と違って柱がまっすぐ立ってなかったり、
床が歪んでいたりと思ってもいないことが起こることも多く、
間取りを変更していくので屋根や2階の荷重を考えながら建物の構造が
耐えられるよう補強も行っていきます。
そのほかにも耐久性や耐震性を上げるので新築のように簡単に進められないこともあります。
その中で今日は断熱についてお話したいと思います。
断熱材には
グラスウール、ロックウール、セルロースファイバー、吹付断熱などいろいろ種類があります。
どれもメリットとデメリットがありますが、
このお宅では密度の多いグラスウールで断熱することになっています。
先日からグラスウールの断熱材を施工していて施工精度にめちゃくちゃ左右
されるなと改めて感じています。
グラスウールの場合は安価で燃えにくいが湿気対策が必要になります。
壁の中に水分が入っていくと壁の中で結露を生み、最終的には木を腐らせたり、
カビを発生させたりする恐れがあります。
カビを発生させてしまうと健康被害にもつながっていきますので
施工する側の意識もすごく問われます。
ただ施工をしっかり行い隅々までグラスウールを充填し、
壁の室内側で湿気が通らないようにすれば性能は保たれるので
いかに時間を掛けて施工するかが重要になります。
リフォームやリノベーションではグラスウールもしくはウレタンフォームの吹付で行うことが多いです。
ウレタンフォームは筋交いが入っていても隅々まで吹き付けることができますが
断熱材自身は水分を吸収するのでグラスウールと同様に室内側で湿気が通らない
ように施工することが大切です。
また新築の場合、私たちのところでは硬質ウレタンフォームを使用し、
断熱材の密度も詰まっていますので水を含まず工場製品なので施工精度に関係なく
一定の品質のお家になります。
新築は最低でも30年以上、壁の中の結露がない性能にしておかないといけないと思います
ので高価にはなりますがそちらを採用しています。
また施工中に感じたことをブログに書いていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。